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2013-10-25

ソース(記事原文):プロヘルス

線維筋痛症治療薬サベラが片頭痛の予防にも役立つ可能性

プロヘルス(2013年10月25日) ― 編集者のコメント:抗うつ薬サベラ(ミルナシプラン)は、FDAの認可を受けた3番目の線維筋痛症治療薬である。今回の予備試験では、反復性または慢性の片頭痛の発生頻度を減少させるミルナシプランの有効性について検討された。片頭痛を有する人の多くは線維筋痛症も併発していることから、両方に効き目のある薬剤が望まれる。

反復性または慢性の片頭痛患者を対象に頭痛予防薬としてのミルナシプランを検討する前向き非盲検試験を実施した。

エミリー・エンゲル(Emily Rubenstein Engel)、デイビッド・クドロウ(David Kudrow)、アラン・ラパポート(Alan M.Rapoport)著

抄録:

片頭痛は有病率の高い反復性および慢性の神経障害であり、偏頭痛以外は健常な男女において、生殖可能年齢期の大半で影響を及ぼす。線維筋痛症治療薬ミルナシプランは、片頭痛患者の頭痛発生率を減少させることが、臨床診療の事例調査で示唆された。

この3ヵ月間にわたる非盲検予備試験では、突発性片頭痛と診断された患者38人と慢性片頭痛患者7人に、頭痛日誌を付けてもらうこととし、頭痛予防におけるミルナシプランの有効性と忍容性を評価した。治療開始前に1ヵ月間分のデータを取得した後、ミルナシプラン治療を開始し、1ヵ月間かけて用量を最高100mg/日まで漸増した。さらに3ヵ月間、維持療法を継続することとした。有効性の主要評価項目は、維持療法終了前の28日間における頭痛総日数における治療開始前からの変化とし、その評価にはLOCF解析(脱落した患者を最終観察時点での状態が終了時まで続くと考えて分析)を用いた。副次的エンドポイントは、維持療法の最後の1ヵ月に起きた片頭痛総日数における治療開始前からの変化とし、LOCF解析を用いて評価した。

ミルナシプラン100mg/日は、頭痛頻度(-4.2日、P<0.001)と片頭痛頻度(-2.2日、P<0.003)の有意な減少に関連した。有害事象の特徴は、その他の疾患の治療を目的としたミルナシプランの既報告と一致していた。ただし、推奨されるプロトコルと比較すると、一部の患者における本剤への忍容性を向上するには、ミルナシプランの用量をもう少しゆっくり増量していく必要がある。

本試験で認められた安定した有効性のサインは、片頭痛および慢性頭痛に対するミルナシプランの二重盲検プラセボ対照試験の必要性を強く示唆するものである。


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