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2014-07-01

ソース(記事原文):腎臓&泌尿器学ニュース

膀胱癌患者におけるメトホルミンが腫瘍学的治療成績を改善する可能性

腎臓&泌尿器学ニュース(2014年7月1日) ― ジョディ・シャルナウ(Jody A. Charnow)編集者 著

膀胱癌に対する根治的膀胱摘除術を受けた糖尿病患者において、メトホルミン治療が腫瘍学的治療成績の改善に関連することが、セントジョンズのニューファンドランド島で開催されたカナダ泌尿器科学会年次総会(Canadian Urological Association annual meeting)で報告された。

筋肉-浸潤性膀胱癌(MIBC)および高リスク筋層非浸潤性膀胱癌(NMIBC)に対する根治的膀胱摘切除を受けた糖尿病患者85人を対象とした後向き(レトロスペクティブ)研究における補正後解析で、メトホルミン使用者は、メトホルミン非使用者と比較して癌再発リスクに62%の有意な減少が認められ、癌特異的死亡率に43%の有意な減少がみられたことを、トロント大学(University of Toronto)のマドゥール・ナヤン(Madhur Nayan)博士らが明らかにした。ナヤン氏の研究チームによると、メトホルミン使用と全生存率は関連しなかった。また、その他の経口血糖降下剤やインスリン使用は、前述の評価項目のいずれとも関連しないことが示された。

本研究の対象となった85人の内訳は、39人がメトホルミン使用者、46人が非使用者となっており、追跡調査中央値は50ヵ月であった。

「本研究は、筋肉-浸潤性膀胱癌(MIBC)と高リスク筋層非浸潤性膀胱癌(NMIBC)に対する根治的膀胱摘切除を受けた糖尿病患者における最も長期間の追跡調査報告であるとともに、同患者集団におけるメトホルミン使用が腫瘍学的治療成績の改善に関連することを初めて示したものである」と同著者らはポスター発表で述べている。

本研究の限界は比較的に少数の患者数および事象発現数である点である、と研究者らは指摘している。加えて、メトホルミン用量および手術までの投与期間は評価されていないほか、追跡調査中の薬剤変更も解析対象外とされた。

Renal & Urology Newsとのインタビューで、ナヤン氏は「メトホルミンは各種の悪性腫瘍における化学的発癌予防効果について評価されてきた。現在実施中の無作為化対照研究では、非糖尿病患者におけるメトホルミン投与開始が、同患者の癌治療成績を改善させるのか検討中である」としている。参照可能なメトホルミン効果に関する研究は、今のところ膀胱癌の転帰に限定されている。

同氏は「今回の研究から、根治的膀胱摘除術を受けた糖尿病患者におけるメトホルミン使用が、無再発生存率と膀胱癌特異的生存率の改善に関連することが示唆される」と述べている。「メトホルミンが非糖尿病患者にとって安全であることが証明されていることに加えて、低価格であることを加味すると、さらなる研究を実施して膀胱癌患者におけるメトホルミンの予想される治療的・予防的役割を評価する必要がある」

オーランドで開催された2014年アメリカ泌尿器科学会(American Urological Association)年次総会において、メトホルミンとスタチンを併用投与した糖尿病性前立腺癌患者は根治的前立腺摘除術後の生化学的再発リスクが一層低い可能性のあることを示す研究結果が報告された。ニューヨークのコロンビア大学(Columbia University)に所属するマシュー・ダンジグ(Matthew Danzig)博士らは、1987年~2010年に根治的前立腺摘除術を受け患者のうち、6ヵ月以上追跡調査された3,031人のデータを解析した。術前補助化学療法または術後補助化学療法を受けた患者は解析対象外とした。全体で生化学的再発率は23.7%であった。糖尿病患者では再発率が30.5%であり、メトホルミン使用で28.3%、スタチン使用で23.5%に減少した。さらに2剤併用では15%に減少し、スタチンを投与した非糖尿病患者の13%と同程度であった。

本研究は、欧州泌尿器学会誌(European Urology)オンライン先行版で発表され、メトホルミン使用が前立腺癌の発症リスク減少に関連することを明らかにした。ボストンのマサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)に所属するマーク・プレストン(Mark A.Preston)博士は、糖尿病性前立腺癌と診断された男性12,226人と、対照集団122,260人を対象とした研究における補正後解析で、メトホルミン使用者は、メトホルミン非使用者と比較して糖尿病性前立腺癌の発症リスクに16%の有意な減少が認められることを明らかにした。前年にPSA検査を受けた男性におけるメトホルミン使用は、糖尿病性前立腺癌の発症リスクにおける34%の有意な減少に関連した。内服薬なしか、もしくはその他の経口血糖降下薬を服用している糖尿病患者は、糖尿病性前立腺癌の発症リスクが有意に低下した。

本研究者らはデンマークの癌レジストリ(Danish Cancer Registry)とオルフス大学処方箋データベース(Aarhus University Prescription Database)を用いて試験対象者を特定した。


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