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2009-04-18

ソース(記事原文):サイエンスデイリー

自閉症児の睡眠障害に対し、メラトニン治療が効果的であることが試験により示された

サイエンスデイリー(2009年4月18日)―自閉症スペクトラム障害(ASD)、脆弱X症候群(FXS)、あるいはその両方を合併している小児を対象とした新たな試験により、市販のメラトニン薬が夜の睡眠潜時を短縮する可能性が検討された。

試験結果によれば、小児に市販のメラトニン薬を投与したところ、夜間の総睡眠時間、睡眠潜時、睡眠開始時刻が著しく改善した。プラセボを投与した場合と比較すると、メラトニンを投与した場合の平均睡眠時間は21分長く、睡眠潜時は28分短く、睡眠開始時刻は42分早かった。

筆頭著者であるカリフォルニア大学デイビス校ヘルス・システムM.I.N.D研究所(the M.I.N.D Institute at the University of California Davis Health System)(カリフォルニア州サクラメント)のベスL.グッドリン‐ジョーンズ博士(Beth L. Goodlin-Jones, PhD)によると、市販のメラトニンサプリメントによる治療はあらゆる年齢の小児に効果があり、障害児を持つ親に見られる付加的ストレスの軽減に有用である。

「夜の入眠障害は、子供とその家族にとって非常に厄介なものです。」とグッドリン‐ジョーンズ博士は述べた。「時には入眠までに1時間から2時間かかることもあり、その間子供たちは家族を混乱させることが多いのです。」

著者らの報告によれば、睡眠障害は自閉症児の89%、FXS児では77%で報告されている。FXSは最もよく見られる遺伝性の精神障害で、学習障害から精神遅滞にまで及び、また自閉症の原因としてもよく知られている。睡眠異常(入眠困難、頻繁な夜間覚醒)は最も多く報告される問題の1つであり、研究者らは、こうした小児に睡眠障害が多く見られるのは異常なメラトニン濃度が原因であるという仮説を立てている。メラトニンは松果体から分泌される天然ホルモンであり、夜間の睡眠を促進すると考えられている。

この試験では、2歳から15歳3カ月までの小児12例から得られたデータを解析した。客観的測定法と主観的測定法の両方を用いて、睡眠の質と量を評価した。被験者のうち5例は自閉症の診断基準を満たし、3例はFXS、3例はFXSとASDの合併、1例はFXS保因者であった。

被験者に対し、メラトニンとプラセボのいずれか一方を2週間投与した。2週間の投与終了後、メラトニンを投与した被験者にはプラセボを、プラセボを投与した被験者にはメラトニンをさらに2週間投与した。被験者全員に対し自閉症の評価を行うとともに、FXSの診断のためにDNA検査を実施した。

著者らは、自閉症やFXSの小児における睡眠障害をコントロールするには、市販のメラトニンサプリメントの使用だけでなく、行動療法を利用したり睡眠環境を整えるべきと勧めている。


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