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2011-02-22

ソース(記事原文):ウィンニペグフリープレス

骨密度を高め、骨損失量を減らすニトログリセリン軟膏とその研究

2011年2月22日

トロント

ニトログリセリンは、心疾患患者に対し処方されることが多い。しかし、現在、将来的な骨粗鬆症治療薬として綿密に研究されている。

更年期の女性が就寝時にニトログリセリン軟膏を塗ったところ、わずかな骨塩量の増加と骨損失量の低下がみられたと、カナダで行われた予備研究の結果報告に記されている。この研究結果は、火曜日に発行された米国医師会誌(the Journal of American Medical Association)に掲載されている。

「これは、今後が非常に楽しみな結果だ。素晴らしい結果だ。ただし、今回の結果を確認するには、次の研究は今回のものよりも大きな規模でなければならない。そしてその次には、骨折数の減少にどれ程ニトログリセリンが効果があるのかを調べる研究が行われるべきだと私は思う」とトロント大学及び女子大学研究所(Women’s College Research Institute)のソフィ・ジャマル博士は述べた。

今回の研究は2年に亘り行われ243人の女性が参加した。参加者の平均年齢は64歳であった。参加者はニトログリセリン軟膏又は偽薬を無作為に割り付けられ、就寝時に上腕部に塗るよう指示された。参加者の中に骨損失疾患である骨粗鬆症を患っている人はいなかった。

ジャマル博士によると、ニトログリセリンは皮膚から体内に吸収され、翌朝には皮膚に残っていなかったとのことである。

「今回の研究で分かったのは、ニトログリセリンを割り当てられた女性の背骨や腰の骨密度は6%から7%と、偽薬を割り当てられた女性と比べずっと高かった」とジャマル博士はインタビューで述べた。

ニトログリセリンを割り当てられた被験者には、骨ジオメトリー及び骨構造の改善、更に骨形成の増加及び損損失の減少もみられた」

ジャマル博士は、ニトログリセリンは骨折数を劇的に減らす可能性を秘めている。しかし、その効果を測るには、今回行われた研究の規模は小さすぎた、と述べた。

ニトログリセリンが、何故、またどのように作用するのかに関し、一酸化窒素はヒトの体内に偏在する、即ち骨細胞が一酸化窒素を生成するのだ、とジャマル博士は述べた。

「細胞に関するデータの中には、骨細胞が骨を形成するためには一酸化窒素が必要であること、そして体内の一酸化窒素が不足すると、骨損失を促す骨細胞の活動が活発になることを示しているものもある」

「そして、女性が更年期に入ると体内のエストロゲンと一酸化窒素が減少するとの仮説が存在する」

ニトログリセリン治療の短所は、ニトログリセリンを使用した患者の多くが頭痛を訴えたことである。これは、狭心症治療のためにニトログリセリンを使用していた患者にもみられたニトログリセリンの副作用である。

「今回の研究に参加した多くの女性が頭痛を訴えた。この頭痛のために、研究途中で辞退した女性が多くいた」とジャマル博士は述べた。

この研究の準備段階で、ニトログリセリンにより引き起こされる頭痛に耐えられなかった人々が、研究から除外された。頭痛を訴えながらもこの研究に残った人々の中には、最初の1,2カ月間に他の参加者よりも頻繁に頭痛を訴えた人々もいたが、「それを過ぎると皆頭痛に慣れたようだった」。
頭痛を除けば、これら2つのグループ間に副作用に関する大きな相違は見られなかった。

ミネソタ州ロチェスターのメイヨークリニックの内分泌学者であるデプ・コスラ博士は、米国医師会誌の論説を書いている。コスラ博士はニトログリセリンについて、既にヒトに対し用いられており、比較的安価な、そして興味深い化合物である。

そのため、もしニトログリセリンが実際に骨粗鬆症治療に用いられるようになった場合、将来的なニトログリセリンの使用範囲は自然に広がるだろう、と博士はインタビューで答えた。

この研究結果は、以前に行われた研究の結果と一致しており、「骨損失を阻害する薬や、また骨形成を促す薬とは異なり、ニトログリセリンにはこれら二つの作用が少しずつ備わっているのかもしれない。それは、良いことであろう」

「もし今現在において心疾患等の治療のためにニトログリセリンを使用しているのであれば、その副作用として骨粗鬆症保護効果を患者は得ている可能性がある」とコスラ博士は述べた。

「ただし、ニトログリセリンを骨粗鬆症治療のためだけに使用するのは、時期早尚であるというのが私の意見だ。十分なデータがまだ揃っていないからだ」


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