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2015-09-15

ソース(記事原文):その他ソース

50歳以上の人は心臓発作や脳卒中予防のために毎日アスピリンを服用すべき

【Medical News Today】(2015年9月15日) ― 米国予防医学専門委員会が発行しているガイドラインが改定され、心臓血管病リスクの高い50-59歳の人は、心臓発作や脳卒中予防のために毎日低用量のアスピリンを服用することが推奨された。

さらに米国予防医学専門委員会(USPSTF)は、50-59歳の人がアスピリンを10年以上服用した場合、大腸がんのリスクが減るかも知れないとも言っている。

60-69歳の人が毎日低用量のアスピリンを服用することで恩恵を受けることはあるが、新しいガイドラインではこの年齢群におけるアスピリン常用の決定は、各個人の状況に基づくべきであると断定している。

しかしながら 2009 年の USPSTF のガイドラインとは反対に、新しい推奨では低用量アスピリンの日常的な服用が 50 歳未満および 70 歳以上の成人に対して有益であることを示唆する根拠は現在ところ充分ではない、と述べている。

アスピリンは鎮痛、抗炎症の治療に広く使用されているだけでなく、さらに抗血小板薬、つまり血栓の形成を予防して心臓発作や脳卒中のリスクを低減させる働きも持ち、一般には心臓発作や脳卒中を起こした人の再発防止に処方されている。いずれにしろ、低用量のアスピリンはこのような病気のリスクを抑えるための最初の治療として使用されるべきであるが、近年では多くの論議の的となっている。

2014年、米国食品医薬品局(FDA)は、アスピリンの常用はリスクの高い人の心臓発作や脳卒中の予防に役立っているという根拠はあるが、最初の発症を予防するために使用すべきである、ということを示唆するための充分な根拠はない、との結論を出している。

アスピリンを服用する前に担当医に相談を

推奨に至るまでにUSPSTFは、米国心臓病学会および米国心臓協会によって作成され、低用量アスピリンの日常的な服用と心臓血管リスクの関連性を評価するための数多くの研究で適用されたリスク計算機を使用した。

アスピリンの長期的な服用による副作用として胃腸出血のリスクが知られているため、日常的に低用量のアスピリンを服用している人の大腸がんのリスクを調査した研究も分析された。

その分析に基づき USPSTF は、心臓血管病のリスクが上昇し、 10 年以上の平均余命があり、出血リスクの増加がなく、最低でも 10 年毎日薬を服用する意志のある 50-59 歳の成人における心臓発作や脳卒中、大腸がんの第一予防として低用量のアスピリンの服用を推奨した。

この分析は、60-69歳の人では低用量アスピリン服用の恩恵が少ないことを示している。そのためUSPSTFは、この年齢群におけるアスピリンの常用の決定は「その個人の心臓血管病と出血に対するリスク、健康全般、個人的価値および好みに基づくべきである」と語っている。

分析は50-69歳の個人に対する日常的な低用量のアスピリン服用の恩恵に特定しているが、USPSTFはすべての人はこの療法を開始する前に担当医のアドバイスを受けるべきだと述べている。

「50-69歳の人は、心臓血管病と出血のリスクについて担当医と話し合い、アスピリン服用に適しているかどうかを決定すべきです」と語るのはUSPSTF副委員長のカーステン・ビビンス・ドミンゴ博士。

今年のはじめ、米国心臓病学会ジャーナルで発表された、最初の脳卒中または心臓発作の予防にアスピリンを常用するという現在のガイドラインに基づく研究に対し、米国の患者の10%以上がアスピリンが正しく処方されていないことを発見した、とメディカルニュース・トゥデイは報じた。


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